免責の使い方あってる!?
たとえば、「免責(めんせき)」という保険で使う言葉は、一般的になってきていますがどんな使い方をしているでしょうか?
車両保険で5万円の免責なので自己負担して下さいなどと免責金額=契約者自己負担のように使っていませんか?免責とは責任を免ずるという意味ですが、誰の責任かというと保険会社なのです。
30年前の保険約款(ほけんやっかん)には、「保険会社は~責ニ任ズ」と書かれていました。「責(セメ)ニ任(ニン)ズ」とは、今私たちが普通に使っている「責任」という言葉です。保険会社は支払う責任があるという書き方で保険金を支払う約束をしていました。
一方「責ヲ免ズル」という言葉も記載され、それが免責という言葉になっています。
免責と同じような言葉に無責(ムセキ)という言葉があります。
皆様がお馴染みの自動車保険で考えてみましょう!
- 飲酒運転で交通事故を起こし、ガードレールを破損し自分がケガをした場合
- ガードレールについては対物賠償の支払いの対象となりますが、自分の車の修理代についてはどうでしょうか? ここで条件が必要となります。車両保険に入っていたかが問題です。
- 車両保険に加入していた場合
- 対物については有責ですが(保険会社の支払い責任が有るという意味です)車両保険については免責です。(本来支払い対象となる事故ではあるが飲酒運転という免責事項に該当するため支払うことができない)
- 車両保険に加入していなかった場合
- 対物については有責ですが、車両保険については無責です。
(車両保険をつけていないので元々支払うことができない)
どちらも支払うことはできないわけですが、意味合いが違っています。
私たちは毎日保険に接していますが、一方皆さまは満期の時に考えるものですからね。
- 車両保険がなく、また飲酒運転ではない事故を起こした場合
- お客様は、満期の時には、車両保険は高いので昨年と同じでいいよと契約しました。 その後事故を起し、自分の修理代のことを考えると「車両保険をもっと強くすすめてよ」とか「車両保険の説明を聞いていたかな」とか言いたくなるようです。
お客様は、満期の時には「車両保険は高いので昨年と同じでいいよ」と契約しました。その後事故を起し、自分の修理代のことを考えると「車両保険をもっと強くすすめてよ」とか「車両保険の説明を聞いていたかなぁ・・・」とか言いたくなるようです。
契約するのは、あくまでも契約者の皆様ですので車両保険はいらないという意向について私たちが「ダメです」ということはできません。
どんなにパンフレットにイラストを入れ、言葉を簡単にしても、お客様が納得する状況を必ずしも作れないのではないかと考えております。
それは、お客様からの信頼感というものがあって、私たち代理店と結びついていないとできないと考えております。
「事故には、支払の対象となるものとならないものがあります。事故があったらまずご連絡下さい。そこでお支払できる事故かどうかをご案内します。」という言葉をご契約時にお話させていただきます。
このページは概要を説明したものです。 詳細は当社までご照会ください。
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