火災保険をかける建物・住宅・家財がいくらの価値なのか?
火災保険料をつける建物・住宅・家財の評価は、10人の保険代理店が評価しても同じ評価にならない可能性が高い!?
ここからが難しくなります。
なぜなら10人の代理店が評価しても
同じ評価にならない可能性が高く、
また、それらがすべて正しい評価であるからです。
よくわからない説明ですね。
火災保険をかける建物の評価をしてみましょう!
- あなたが、建て売り1500万で購入した建物はいくらの評価でしょうか?
1500万でしょうか? - これがわからないのです。
建物の評価というのは、同じものを建てるとしたらいくらかかるか、という見方をして評価します。
先ほど1500万円で購入した例では、実は2000万円の定価だったものが特別な事情があり1500万円で売りに出されたかもしれません。
極端な例を出しますと、親からただで譲ってもらった家があるとします。
その家の評価は0でしょうか?もう一度同じ広さの家を建てようとした時、ただで建てることができるかということです。答えはNOです。
先ほど構造のことをお話しました。
実は、構造により建築単価がいくらなのかという評価表を参考にして、建築面積から評価をしています。その評価表は、ぴったりのものはないので修正を加えるわけですが、それが私たちの経験に基づいた修正となるために異なった評価がでるわけです。
- 火災保険のまとめポイント
- 評価表を修正する際に、経験に基づいた修正になるために異なった評価がでてしまう。
火災保険をかけるマンションの評価です
- 3000万円のマンションを購入しました。さていくらで評価すればいいでしょうか?
- マンションの価格は、土地代と建物に分かれます。建物はさらに共有部分と専有部分に分かれます。それらの専有部分の評価だけをすればいいのです。
まず、建物部分の評価をします。
その専有部分の面積80㎡の場合、次の評価となります。
312千円*0.8*80=19,968千円 → 20,000千円
マンションは、共有部分と専有部分に別れ、共有部分とは、エントランスやエレベータ、廊下、隣、上下の壁の中のことなどで、一般的には建物の60%といわれています。つまり、鉄筋コンクリート作りの建物の残りの40%が専有部分となります。(上塗り基準)
専有部分は
20,000千円*0.4=8,000千円
3000万で購入したマンションの火災保険が800万では、なにか少なくなっているので違うのではと思うかもしれません。
しかし管理組合では、あなたの共有部分の持ち分である1200万円 (20,000千円―8,000千円=12,000千円 )を含め、火災保険をかけてくれることになっているのです。
- 火災保険のマンションの評価について整理しましょう
- 1Fにあなたが購入したマンション、2FにAさんが購入したマンションがあります。建物の評価は全体で4000万円とします。
- あなたはAさんと共有部分について火災保険をかけることになります。
そこで共有部分の2400万円を別にかけることになります。
2戸しかないマンションは珍しいですが、50戸くらいのマンションになると管理組合の役員さんにならないと共有部分の火災保険なんかはわからないですよね。
火災保険をかける家財の評価です。最も説明が難しい家財です。
家財は、物件でもお話したように家財一式で評価をします。
これは家族構成、年齢でマトリックスがあり、それで評価をします。
家財について、それで評価をすると皆さん必ず「うちにはそんなにはないよ」といいます。この説明が難しいのです。(何回難しいをつかうのかな)
私たちは、家財の評価をしている段階で次のステップである「いくらつけるか?」という話に飛び、そして説明が中途半端になる可能性があります。
「いえいえ、お客様の家財はありますよ」とか「そうですね。そんなにないですね」とか答えるものではないからです。
「それではいくらだと思いますか?」と質問したらお客様は、「ほんじゃ、100万くらいかな」という話にすっとんでいきます。
- 火災保険のまとめポイント
- 火災保険をかける家財の評価とは最大でいくらまでつけられるかという上限額を出す作業なのです
火災保険はいくらつけたらいいの?判断基準の参考に是非一読! >>
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