火災保険をいくらつけるか?
これは、お客様が判断するパートとなります。
- 火災保険の考え方
- a.もう一度新規で建て直す金額(再調達価額)
b.現在の時価額
一般の住宅の場合、火災保険はa.の再調達価格でおすすめしています
例:80㎡の住宅の場合、再調達価格:2000万円 時価額:1500万円 の家があるとする
時価額で契約していた場合、新築すると4分の3の広さの建物になりますね。
これは現実的な話でしょうか?さらに次の話も聞いて下さい。
時価額と再調達価格では保険料は再調達価格のほうが高くなります。
保険料が安いほうがいいという方は、時価額をつい選択しようとしますが、先ほどの新築すると4分の3の広さの建物になるということは、実はすごいことにも繋がる話をします。
火事になりましたが、幸いにも100万円の損害ですみました。
再調達価格の方は、100万円の損害の認定となります。100万円というのは、当然ながら新品の材料を使っています。ここからが問題です。
2000万円の家に100万円の損害は20分の1ですね。
時価額(1500万円)の場合はどうでしょうか?
15分の1と20分の1のどちらでしょうか?
簡単にするため半分焼けたとします。
2000万円の半分は1000万円の損害であり、1500万円の半分は750万円の損害となります。つまり100万円の損害は20分の1となります。
そうすると75万円が損害となります。
新品の材料を使った100万円の損害に、時価額という償却分を加味した75万円ということだとも言えます。はい、ここで時価額を選んだあなたは、25万円の差額がでることに納得しますか?
次も皆さん納得しないと思われる話をします。
ポイント3の「それがいくらの価値なのか?」でこんなことをお話しました。
「それではいくらだと思いますか?」と質問したらお客様は、「ほんじゃ、100万くらいかな」という話にすっとんでいきます。
評価よりも少なく保険金額をつけた場合のデメリット
ここに1000万円と評価した家財があります。そこでお客様Aは100万円の保険金額をつけたとします。一方お客様Bは1000万円をつけました。
さて全焼となりました。
全焼なので、お客様Aには100万円を支払い、お客様Bには1000万円を支払います。これは皆さん納得します。
またまた半分焼けました。半焼です。
お客様Aは、半分なので50万円の支払です。いいですか。実際の損害はテレビやテーブル、パソコン、奥さんの着物、桐のたんすなど新品価格で500万円、時価額でも350万円くらいはあるでしょうね。それが50万円ですよ。
そこでまた、半分の話をします。
お客様Cは評価1000万円の家財を保険会社Sに500万円、付き合いがあるので保険会社Jに500万円つけたとします。
そこで半分の損害、つまり500万円の損害です。
- お客様Cは、評価1000万円の家財を保険会社Sに500万円、付き合いがあるので保険会社Jに500万円つけたとします。
- そこで半分の損害、つまり500万円の損害です。 保険会社Sは、こんな計算をします。 500万円*500/1000=250万円 500万円の金額について半分の損害なので250万円となります。 保険会社Jも同様ですので250万円です。 お客様Cは保険会社Sから250万円、保険会社Jから250万円合計500万円をもらうことで500万円の損害に対して合計500万円を受け取ることが出来ました。 そこでお客様Cが保険会社Sしかつけていない時はどうなりますか?
250万円の受け取りだけですよね。
このように保険の評価をしたもの(保険価格といいます)と保険金額が100%でない場合、比例てん補(ひれいてんぽ)といい保険金が削減(正確には保険価格に対する保険金額の割合)されることになります。
先ほどのお客様Aは1000万円の家財に対し100万円を10件つけておけば500万円を受け取ることが出来た訳です。
- 火災保険のまとめポイント
- 評価に対し100%をつけていただくことが重要!
ところで納得しましたか?
このページは概要を説明したものです。 詳細は当社までご照会ください。
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